やはり、この日も朝早く目が覚めてしまい、早朝の散歩に出かける。風がなく、空は青空が広がっていた。宿に戻り、朝6時半に朝食をとる。冬の間は、朝寒すぎて水道の水が凍ってしまう。よって、マリアさんとセシルさんが大きな桶やバケツに水をためて、凍らないように自分達の部屋に置き、朝ごはんの時にすぐに水を使えるようにしている。
朝9時過ぎにプップーというトラックの音が聞こえた。何かと聞くと、食べ物や生活品を売る商人のトラックだという。この砂漠の村にはスーパーがないので、彼ら商人たちが売りに来るこのタイミングが非常に大切だ。小さな売店がいくつかあるが、ものが少なく、どうしても割高になってしまう。
たくさんの人が食料品や洋服、電気製品などを求めて集まっていた。
商人達は、どれくらいの頻度で来るかがわからない。よって村人達はトマトやジャガイモ、卵、パスタ、米を何十キロという単位で買っていく。ちなみにお米は一キロ約40円。10キロ買うと350円だった。
全ての品が量り売り。ズタ袋いっぱいにして、リヤカーに積んでゆく。
超貴重品のフルーツ。オレンジやリンゴ、バナナなどが売られていた。
ぼくも卵3つにトマト2つ、ジャガイモ3つ、リンゴ3つ、バナナ一房を買った。
砂漠にいると、食べ物の有難さを日々痛感する。
つづく
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