Thursday, December 25, 2008

戦争ごっこ

今日はティンティリントンの子供たちが庭で何か楽しそうに遊んでいた。 気になったので横でみていると... どうやらみんなでヘリコプターを操縦しはじめたようだ。 子供たち「これより戦場に向かいます。ベルト をしっかり しめてください! 」 かばんのストラップを強くしめて、安全ベルトのように使っていた。 女の子 「応答願う! 応答願う! 敵の飛行機の攻撃を受けています。 今すぐ助けにきてください。お願いします!」 太いペンをマイクにみたてて味方と通信している模様。 男の子 「こちら本部、こちら本部、援軍はいま忙しくていけません。クリスマスです。」 何故か隣に座っている子が通信を拾って答えている。 子供たち「もうダメです! 墜落します! みんなパラシュートで逃げて! 」 一人の男の子が自分のリュックサックをパラシュートがわりに広げていた。 演出がうまいので、本当にその場面が浮かんでくる。 無事地上に着地すると、今度は銃をもって応戦。 口で音を出しているので迫力満点。 急に戦況が悪くなったようで、なにやら後ろでゴソゴソ用意しはじめた。 子供たち「 降参します! 撃たないでください! ごめんなさーい!」 棒にジャージを引っ掛けて、白旗がわりにしていた。 みんな無事生き残ることができたようだ。

Tuesday, December 23, 2008

不思議な学校 ティンティリントン

カンクーンではRitaさんの妹さんのDulceさんが校長を務めるティンティリントンという学校へ一週間通わせてもらった。(Dulceさんの家に泊めてもらって)ここは幼稚園から小学校までの私立の学校で、実際には幼稚園がティンティリントン、小学校はマヤブという名前だ。しかしみんなティンティリントンという名前が好きなので小学校も幼稚園と同じ名前で呼んでいる。ティンティリントンはDulceさんの娘さんのMartaさんが書いた物語の主人公の名前である。 学校自体もお城のような建物で、壁にはMartaさんの物語がたくさん描かれている。 校長先生のDulceさん。なんと趣味はスペイン語で俳句。 Martaさん(真ん中左)と旦那さんのJose Manuelさん(真ん中右)。それからスタッフのみなさん。
Dulceさんはいつも子供たちに大人気。みんなにおばあちゃん先生と呼ばれている。
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小学校のマヤブという名前はマヤの土地という意味らしい。学校にはマヤ文化の絵も多く飾られていた。
ユカタン半島最大のピラミッド、チチェンイッツア。
マルタさんの物語の主人公はピエロのティンティリントン。星が大好きで、星を探す旅に出ている。
ティンティリントンの物語にはたくさんの動物の友達が登場する。
歌が大好きなカエルのサンチョ。ティンティリントンのお友達。
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朝から楽しそうにティンティリントン!ティンティリントン!と名前で遊んでいた。 みんなと一緒にいると、本当にティンティリントンに会えるような不思議な気持ちになる。
フラフープを使ったダンスの授業
小学生たちはクリスマスの劇の練習で大忙しだった。
Ajedrez、チェスの授業。
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子供たちは楽しいと思うとなんでもすぐ覚えてしまう。みんなもっとやりたいといって授業が終わっても一生懸命休み時間まで遊んでいた。
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学校には給食をもってきてもいいし、このような軽食も買うこともできる。これはパヌーチョというユカタン半島の名物。マヤの伝統的な食べ物で、豆をトルティーヤの中につめて揚げたもの。野菜をたくさん乗せて食べる。
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授業は朝の7時からはじまり、午後の2時に終わる。
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カンクーンはメキシコ最大の観光地。生活で英語を使うことが多いため、幼稚園から英語を毎日教えている。
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幼稚園の子供たち
歯磨きの時間
物語にあふれていて、雰囲気のいいこの学校は生徒父兄みんなにとても好かれている。早く中学校もつくってという要望も多いそうだ。

Friday, December 19, 2008

Señora Rita and Señor Adonay

ユカタン半島のメリダという町では、美和さんのとても親しい友人のリタさんとアドナイさんの家にお世話になった。(一週間ほど) 二人とも70歳をこえていたし、アドナイさんは心臓の病気をされて家で療養生活を送っていたので、最初は本当にお邪魔になってもいいのだろうかと思った。しかし二人ともとても元気で、よく話し、よく笑い、泊まっていきなさいと何度も言ってくれたので、泊めてもらうことになった。
アドナイさんはユカタン半島では著名な歴史学者。政府からいくつもの勲章ももらっているような人だそうだ。そんな偉い人だが、気難しさや堅さは微塵も感じさせず、変な冗談を言っては、「オッヒョッヒョッヒョ」と子供のような無邪気な顔をして笑うような人である。
リタさんは小さくて可愛らしいおばあちゃんで、花と音楽とコーヒーとクッキーが大好き。 いつも冗談を言って「ケッケッケ」と魔女のように笑うので、二人が笑うとまるでお化け屋敷。ぼくも妙なおかしさにつられていつも笑わされていた。
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毎日寝る前に2時間以上は3人で色々な話をした。人生のことや、二人の過去の思い出、本当に色々とあった彼らの人生を、物語を読むように聞かせてもらった。
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リタさん、アドナイさん、本当にお世話になりました。また会いに行くので、その時までお体に気をつけてお元気で。