Sunday, April 25, 2010

Concepcion and Talcahuano

宿のパトリシオとシルビアが、ここまで来たら絶対にコンセプシオンとタルカワノを訪れ、地震の状況を自分の目で確かめてきなさいと勧めてくれた。コンセプシオンはチジャンからバスで1時間半。中部最大の都市だ。 恐る恐るいってみると、人々は普通に生活をしていた。




































全ての家が全壊しているというわけではなく、所々の家の壁が崩れているという状態。

















 たち入り禁止の場所も、まだ多くあった。

















電線も張りなおしたのか、すごく多い。 屋根がつぶれてしまっているところも。 


電線が切れてぶら下がっている。これは大丈夫と町の人が教えてくれたが、それでも見ていて恐い。

市場はとても活気があった。 

















駐車場。 



ここは家の中がまるみえになってしまっていた。 バスでコンセプシオンの中心から40分ほど海の方に走った漁港の町タルカワノ。ここは今回の地震で最も被害を受けた所だ。 コンセプシオンと違い、ここは人の気配がほどんどない。  


















学校のフェンス。奥の壁も一面崩れてしまっている。 足場もかなり崩れていた。

タルカワノは地震の被害よりも津波の被害の方がひどかった。地元の警察官と話していて色々と当時の状況を教えてくれた。

















海沿いの歩道。 






コンテナーが海に放り出されている。

 














陸に船も打ち上げられていた。 


















タルカワノの町。歩いていても人に会わない。そして、人が住んでないから音がまったくといっていいほどない。歩いていて、自分の心臓の音がバクバクなっていた。 家の中もひどい状況だ。町には所々腐臭がただよっていた。 家のドア。 タルカワノは打ち上げられた物、流されたものの回収が終っていない。建物の解体、補強に時間がかかっている。



海沿い近くのガソリンスタンド。

 















ここの奥からは立ち入り禁止となっていた。
バスも水にのまれて、動かなくなっちまったよ、とガソリンスタンドのおじちゃんが教えてくれた。





崩れそうな家。隣の家に支えられている。 こんな塊が落ちてきたらひとたまりもない。歩きながら、冷や汗をかいていた。 多くの町の人はどこに避難したのだろう。道を巡回している警察官に聞いてみると、フットボールのスタジアムにみんないるよ、と教えてくれた。

テントが何百とはられている。ここも海から近いフットボールスタジアム。 この日はボランティアの団体が学校の子供たちの為に運動会を開催していた。みんな元気な声で楽しんでいた。 テント会場。まだいつ地震がくるか不安で、夜も眠れないという人もいた。

















 トイレ。生活にかかせないものだ。
















 

ここでの生活はまだしばらく続きそうだわ、とお母さん。

















  早く学校でみんなとサッカーがしたい、と語る少年。 


















洋服も寄付で全国からたくさん届いた。 食べ物も余分に届いているので衣食住はなんとかなってよかったと多くの人が安堵していた。ここにいる全員が、なるべく早く多くの家が修復され、町で安全に住める日を待ち望んでいる。

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