夕方になって、お腹が空いたなあと思って町をブラブラしていた。
なんだかいい煙がたっていたので、覗きにいくと、なんとも美味しそうな臓物が焼かれている。(どれも大きな固まりで50円。茹でたジャガイモもつけてくれる。)
晩御飯時には地元の人も大勢きていた。
大きな盥に入ったお肉。毎日買って食べた。
暗くなってもたくさんの子供たちが遊んでいた。この町は気のせいか子供がすごく多いような気がする。
少し丘を登ったところでは子供たちが凧をあげていた。
なんだかすごく楽しそう。
近所のお友達。
思う存分遊んだあとは、みんなお母さんに呼ばれて満足そうに家に帰っていった。
ぼくは、最近夕方になると、子供のころの自分を思い出すことがある。
雨の日も、晴れの日も、泥んこになって汗をいっぱいかいて遊んでいた。暗くなると、昼とは別の虫の声が聞こえてきて、目の前の色がだんだん薄くなってくる。太陽が沈み、空が暗くなると夜になる。そんな当たり前のことが、あの頃はとても不思議に思えていた。
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