1日の終わりには、必ず神父さんとシスターと一緒に一人一人の子が前に出てお祈りをする。
目を閉じて、それぞれの心の中の願いを言葉にしていく。
子供たちの祈りの言葉は今でも忘れられない。
「神様、お母さんのビスコッチ(パン)が今日はたくさん売れますように。」、「お父さんとお母さんが離婚しませんように。」、「お父さんがたくさんお酒を飲みませんように。」
「お母さんの病気がよくなりますように。」
普段はそんな一面をまったく見せない子たちも、内面では家族や生活での悩みをたくさん抱えている。
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