Saturday, September 12, 2009
School in the Amazon
長い自由時間があったので、ガイドのアランさんにお願いしてアマゾンの子供たちに会いたいから学校に連れて行ってと頼んだら、いいよーとすんなり連れて行ってくれた。宿舎からボートで30分ほど北へ行くと、ホセ・フランシスコ・マイア学校という公立の学校がみえてきた。
もともとアマゾンには公立の学校は一校もなく、ここでゴム商業を営んでいた家族が地元の子供たちを集めて私塾をおこなっていた。そして長い間州に学校をつくるように働きかけてきた結果、ようやく3校の公立学校ができた。この学校も子供たちが増えてきて午前と午後の二部に分けられ、近々夜に高等部もスタートする予定。
ちょうど着いた時間はお昼休みでみんな川へ遊びに出ていた。目の前はアマゾン川。対岸と校舎裏はジャングルに囲まれている。超大自然の中の学校だ。
学校から少しくだった船着場には唯一の売店があるので、みんなそこにお菓子を買いに。
公立学校の認可プレート
オーイ!(こんにちは)とみんな元気に声をかけてくる。
この日は少し風があり、この子はセーターを着ていたが、ぼくは蒸し暑くて死にそうだったのでTシャツ一枚。
「ぼくのお父さん90kgのピラルク釣ったことあるんだ」と得意気に話してくれた。そしたら横にいた女の子が「私のお父さんなんか2mのワニを捕まえたんだから」と張り合っていた。
アマゾニア州の旗がはいっているTシャツ。
休み時間の飛び交う声もアマゾンらしくて笑ってしまう。「先生!マウリシオ君がジャングル(学校裏)に入ってナマケモノにイタズラしています。」、「先生!ピラニアを釣りにいきたいので少しお肉をください。」、「先生!ファビオ君がジェズズ君と追いかけっこしてたらタトゥー(アルマジロ)につまずいて泣いています。」、など他の学校では一度も聞かないような日常が満載だ。
授業が始まる時の鐘が鳴り、教室に戻る子供たち。
みんなお菓子が大好き。
小学4年生と5年生の子供たち。
小学6年生と中学1、2年生は人数が少ないので一つのクラスで。
小学5年生の授業
ほとんどの先生たちはもともとここで私塾を営んでいた家族の子供たちや親戚。
みんな一度マナウスの大学で学び、アマゾンに還元するために戻ってきた。
小学1年生のクラス。先生が「なんと今日は日本からお客さんがきたわよ!みんなで彼に歌をうたってあげましょう。」とアマゾンの色々な歌をうたってくれた。ピラニアさんのお歌というのもあった。
インターネットはないが、ここでコンピュータを学ぶこともできる。
スクールバスはないので子供たちはスクールボートで登校・下校する。ある生徒は家まで3時間かかるので地元の漁師さんに早朝4時半に途中まで送ってもらい、そこからスクールボートに乗ってくる。自然の中の生活で、毎日友達と会えるのは学校だけ。アマゾンの子供たちは遠い道のりでも毎日一生懸命通ってくる、と先生達は喜んでいた。
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