ここべレンではジョージさんクラウディアさん夫婦と友達になった。彼らが経営するインターネットカフェにいたときに、「日本人ですか?」と日本語で声をかけてきてくれたからだった。ジョージさんはべレン出身のブラジル人。天ぷらソバとカレーライスとカルピスが大好きと力説していた。クラウディアさんもべレン出身の日系3世。二人は日本で6年間も働いていたので日本語はとっても上手だ。ここべレンでも日本語を忘れないように毎朝NHKをみて、毎週日本語の先生に通っている。日本では部品の組み立て工場やお弁当屋さん、パチンコ屋さんなどを転々として、今はここべレンに戻ってインターネットのお店を営んでいる。日本では色々な人にお世話になったからといって何故かここではぼくがお世話になってしまった。別れ際にはサウダージ、サウダージ(ポルトガル語の哀愁、恋しいを意味する言葉)といって別れを惜しんでくれた。ごくたまにだが、こういう気の通じる人たちに出会えるから旅はやめられない。
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