貧しい地域の建物の一室を間借りして、そこに多くの子供たちが集まってくる。生活に大切なことを学ぶ以外にも、一緒に遊んだり、教会に届いた寄付品の洋服や靴をみんなにわけたり、食べ物をみんなで作って一緒に食べたりもした。
子供たちの両親はほとんどが共働きかシングルマザーで働きにでているので、家に帰っても誰もいない。

だからこういったちょっとした場所があるだけでも、子供たちには生活の大切なアクセントになっているのだと思う。
つづく

これいくらですか?と聞くと、$10といっていた。その後なにも言ってないのに何故か$7まで下がっていった。
近くの別の店。
これも違うお店。このデザイン、似てるけどなんか違うような。
お店に入ると、あの試合はどうだった、あの国のこの選手はどうだったとサッカー談義がつきない。
さすがというべきか。ここサッカー大陸南米でのワールドカップの盛り上がりはすさまじかった。
山道をいくと、学校が終わった時間の2時から3時には多くの子供たちが道の脇でバンやトラックが来るのを待っていた。この時ぼくが乗っていたバンの運転手は無口なやさしそうなおじちゃんで、子供がいると毎回車をとめて乗せてあげていた。
子供たちに話をきくと、学校から家まで5~6km以上もあるという。山ではスクールバスがなく、子供たちは徒歩で通学・帰宅しなければならない。
車の中は荷物と鶏と子供でいっぱい。
子供たちが降りて小銭を運転手のおじちゃんにさしだしても、彼は首をふって一度も受け取っていなかった。子供たちもその都度、素直で気持ちのいい「Gracias」(ありがとう)をいっていた。
ここで名物のクイが食べれると聞いて、はじめて挑戦してみようと思った。
ペルーでも豚足を食べる。
地元の人でにぎわっている。クイはどこだろう。
少しあるいて、奥のほうでまるまるとしたおばちゃんとゲッソリとしたクイたちを発見。
コンガリ山盛り。
生前のクイ。食べる前はこんなにかわいい。
食べ物、というより死骸という感じだ。
手を合わせていただきますではなく、ご愁傷様ですと合掌していただく。
おばちゃんに一匹はいらない、と言ったら8ソル($3しないくらい)で半分だそうだ。一匹は16ソル($5弱)レストランで食べると30ソル~40ソル($10~$13)くらいしてしまう。クイはペルーでは高級食材だ。
上半身がいいか、下半身がいいかと聞かれ、目を合わせながら食べるのは申し訳なかったので下半身をいただくことに。
隣の人とクイ。
皮がカチンコチンに固くて、脂が多く、わりとお肉が少ない。香草のようなものでクサミをとるために焼いているのでやや薬草の味がした。
クイのピザもあった。