早朝に兜比古神社から神輿を担ぎおろし、黒崎(甲の一番はじ)の集落まで車で運び、そこから出発。星稜大学の学生たちが毎年、お祭りを助けに来てくれている。(最近、地方の祭りを絶やさないよう、石川県の多くの大学が取り組んでいる活動。生徒は単位にかかわるので必ず参加しにきてくれる)
本当にありがたや。
すべての家に神輿が止まるわけでなく、お菓子や飲み物を出してくれたり、「御寄進」をいただく家の前で神輿をゆする、という流れだ。空き家も多くあり、なかなか止まる家も少なくなったなあとみんな言っていたが、それでも神社までの道のりは長い。
甲の神輿のかつぎ声は「チョーサー」だ。能登には色々なお祭りがあるので色々な掛け声がある。
やっちゃんの家ではなんとかき氷を出してくれていた。これはおいしかった。
うちの子たちもがっついていた。
泊まる家々では、休憩をとれる。神輿はかなり重いので、真夏の暑さで途中ヘロヘロになってしまう。(去年熱中症で倒れた人もいた)だから止まる家では、飲み物を飲んで、じっくり休憩をとる。
そして朝6時半にはじまるお祭りもようやく夕方16時に神社のふもとに。ただここから兜比古神社まで300段近い階段を登らないといけない。これが至難の業。担ぎ手以外にも後ろから押す人間も必要になる。
最後に神社まで付くと、神社のまわりを3周走って終わる。ただかなりみんな疲れていたので1周だけにしようとみんなで妥協。
最後に神社に神輿を奉納し、これで祭りが終わる。
これを何年も何年も繰り返してきたのだろう。途中色々な細かいイベントや儀式もあったりする。自分たち若い連中はこんな風に去年もやったっけと忘れてしまうが、年配の人たちはこれじゃないといけない、としっかり祭りの流れと形を知っている。
自分も甲に住んでいる以上、ここの仕来りは覚えていかないといけない。
ぼくも甲に住んで7年もたつんだなあ。
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