Saturday, December 5, 2009

ウルグアイのXO

ウルグアイを旅していると、子供たちが緑と白色のオモチャのようなコンピューターをもって学校前や公園で遊んでいるのが目に付く。ずっと気になっていたので、町中の子供たちに聞いてみると、「みんなこれ学校から一台もらえるんだよ。インターネットもできるし音楽も聴けるし、カメラもついてるんだ。学校か公園の近くならどこでもインターネットが繋がるよ。」と言っていた。2007年頃から政府が「子供一人に一台のラップトップを」というプロジェクト(Ceibal Project)を開始し、今では公立の子供・先生たちには無料でPCが支給されている。(私立の子供たちは多少払わなければならないようだ。) いたるところで子供たちがXOと書いてあるコンピューターをいじっている。 公園でインターネットをしている子がいた。何みてるの?ときくと、Youtubeでウルグアイ代表のサッカーみてるんだよといっていた。 学校では科目によって使用するので必ず持ってこなければいけない。スペイン語と社会の調べ学習でよく使うそうだ。 子供はよく落としたりぶつけたりするようなので、かなり頑丈につくられている。キーボードにも外枠にもゴムのカバーがついている。 一年古いバージョンは白黒。今年のはカラーになっている。 ぼく先生よりコンピューターうまく使えるんだよと得意になっていた。先生もこれから大変。 液晶の部分の首がふれるようになっていて、カメラを外に向けている状態。ぼくがカメラを向けている姿を写真に撮って喜んでいた。 少しいじらせてもらったが、使い方はとても分かりやすく特に難しいソフトは入っていない。(ウィンドウズではないがかなり似たつくりになっていた。)インターネットにはとくにブロックはかかっていないので、子供たちが不適切な画像・情報に簡単にアクセスできたり、音楽や映画などの無料ダウンロードなどが問題視されているが、町中で気軽にコンピューターをいじっている小学生や中学生たちをみていると、国の教育政策としてとてもいいチャレンジだと感じた。新しいものに敏感な子供たちがこの小さな機械で、近い将来何をしでかすか楽しみである。

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