Saturday, December 5, 2009
サルトの養護学校
ウルグアイの北西の温泉で有名な町、サルト。ここではグラシエラ校長先生と知り合い、彼女が働く養護学校に一週間ほどお世話になった。学校とはいえない小さな敷地に午前と午後、たくさんの子供たちが集まってくる。
写真と学校の情報はグラシエラ先生の承諾のもと使用。
サルトの町で障害を抱える子供たちへの教育に力をいれるグラシエラ校長。「この学校には親以外の人たちはみんな恐がって全然遊びにこないの(笑)。だからあなたは久しぶりのお客さんよ。子供たちにたくさん話しかけてあげてね。」
クラスは障害の重さによって分けられている。このクラスは障害の軽い子供たちが中心で、絵に色を塗ったり、指を動かす運動をしていた。
ブランコで遊ぶ子供たち。
もっとも重度の障害をもつ子。とても人懐っこい子で、すぐ手を握って、学校の中を一緒に散歩してくれた。
去年の卒業生が描いた絵。正直プロが描いたのかと思った。
限られてはいるが、わかる子は足し算、引き算までできる。
いままで外国人に会った事がないので、ぼくを「テレビの人だ」と呼んでいた。きっと外国人をテレビでみたことがあるのだろう。
みんな友達と一緒にいるのがやっぱり楽しい。
この日はスーパーへ行って、課外授業。フルーツと野菜の名前を学んだ。学校の外へはなかなか出れないから、みんな少し興奮していた。
これはなんの野菜?とみんなに質問する先生達。お金を見せて、レジでお金を払うということも学んだ。
みんなスーパーの店長からフルーツを一つずつもらって写真撮影。
このクラスは軽度の障害を持つ子供たちが学んでいる。この日は家庭科の授業でクッキーをつくっていた。
お昼ご飯はみんなで一緒にとる。この日は鶏肉のシチューとお米を一緒に煮込んだ料理。みんな美味しいのでたくさんおかわりしていた。ちなみに、ぼくもご馳走になりおかわりした。
学校の先生たち。みな日々子供たちと辛抱強く向き合っている。
ガストン君
彼らとおしゃべりをしたり、遊びながらカメラを向けていると、目の前に立っていたガストン君がぼくの視線をみて、静かにこうつぶやいた。
「ぼくたち、少し普通とは違うけど、ぼくたちにはぼくたちの世界があるんだよ。」
ドキっとして頭が真っ白になった。ぼくが「この子たちは普通とは違う」というような目を向けていることを指摘された気がした。なんて敏感な子達だろうと思った。そしてなんて賢い子達だろうと思った。
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