ウロス島では朝7時半くらいになると、少し年上のお兄ちゃんお姉ちゃんたちが近くの島の小さい子供たちを拾って一緒に通学してくる。
みんな毎日毎日漕いでいるからか、オール捌きは堂に入っている。
トトラのボート
学校といっても小さな小屋が一軒あるだけ。ここで6歳から8歳のグループと、9歳から12歳の二つのグループが小屋を半分ずつ使って複式学級をおこなっている 。生徒数は20人。先生二人は本土からボートで毎日1時間かけて通ってくる。
9歳から12歳の授業
6歳から8歳の授業
先生のエルサ。お母さんのような存在だ。
お下げと髪飾りは、インディヘナの女性のお洒落。ただ髪飾りを学校にたくさんつけてくると先生に怒られてしまう。
一生懸命読み書きの勉強をしている。
多くの子供たちはスペイン語よりもアイマラ語のほうが得意のようだ。
時々観光客が学校を訪ね、パンや鉛筆、飴玉などを寄付していく。
子供たちはそのお礼に、ケチュア語、アイマラ語などの歌を歌う。
休み時間
みんなトトラの上で寝転がるのが大好き。
カケッコをして楽しんでいる。
玩具や遊ぶ道具はまったくないが、子供たちはないなりに楽しむ方法をいくらでも知っている。
押し競饅頭のようなことをして遊んでいる。とにかく力が余ってしょうがない。
トトラの上は柔らかくてとっても安全。思う存分体を放りだして遊べる。
午後1時になると授業はおしまい。
1日を感謝するため、一生懸命神様にお祈りをしている。
先生が「解散」というと、みんなわーいといわんばかりにそれぞれのボートに飛び乗って帰ってゆく。
最後の日に、ぼくが岸から子供たちに手を振ると、「ユーン!また来年も遊びにきてね!」と元気な声をかえしてくれた。
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