外にたっているだけで、自分が雪ダルマのようになってゆく。
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夕方6時過ぎになるともう人は家の中に入ってしまう。
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吹雪のなか集落を歩き、古民家の群を眺めていると、人がいる家にはポツリポツリと暖かい灯りがともされている。 ここでは、東京の町や家のようにそこらじゅうがいつも明るいわけではなく、本当の人の生活にだけ灯りが使われている。 そしてその灯りは暖とセットで、ある特定の部屋に集約されていることから、ここ雪国の人々が家族と肩を寄せ合って生活していることがうかがえる。
当たり前のことだが、夜の灯り=人の所在だった。
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