Thursday, January 21, 2010

Paraguayの田舎のこども達~Encarnacion周辺~②

パラグアイの田舎の幼稚園を学校の先生に紹介してもらい、遊びにきた。周りは畑しかない村だが、建物が新しい、きれいな幼稚園だ。クラスに入り、先生の話しを聞いていると、スペイン語とグアラニー語の両方をまぜて使うのでなかなか理解が難しい。午前のクラスにお邪魔させてもらい、朝の7時にはじまりお昼まで。朝がすごく早いのにみんな朝からシャッキリ。 笑顔の素敵なジュディーちゃん。 イタズラ大好きなアダニスちゃん。先生にいつも怒られちゃうらしい。 カニの工作。 色鮮やかなパラグアイの国旗。 2階の教室には絵本やオモチャがたくさん。色々な国から寄付で集められたオモチャだそうだ。 いい! オヤツの時間。オヤツを買えない子には他の友達が「これあげる」と分けてあげていた。 牛乳ヒゲがはえている。 今日の天気を黒板に大きく書いている。 スペイン語を書く練習。 授業では主にスペイン語を使っているが、親がグアラニー語しか使わない家庭の子はやはりグアラニー語しかわからない。スペイン語に慣れるのに最初は時間がかかるらしい。 ダビッド君の粘土ヒゲ。 彼女にスペイン語で話しかけると走って逃げて、柱の後ろに隠れてしまった。 クラスが終るとみんな外で友達と一緒に遊ぶ。 みんなで綱引きをして遊んだ。 ベンチをみんなでグルグル回っている。 どこからこのエネルギーはくるのだろう。 ぼくも1日の終わりにはみんなと遊んでヘトヘトだった。

Sunday, January 17, 2010

Paraguayの田舎のこども達~Encarnacion周辺~①

アルゼンチンの国境の町、ポサダからはボート、もしくはバスで橋をこえてパラグアイへ入国できる。ポサダからバスを拾いエンカルナシオンという町へ向かい、ここで昨年も泊まった安宿に数泊した。 久しぶりで忘れていたが、ここの公用語はスペイン語とグアラニー語という二つの言語が使われている。どちらかというとグアラニー語の方が盛んで、巷では両方を混ぜて会話をするので、時々パラグアイ人同士の会話は理解できない。 パラグアイの夏は太陽が朝から強く、帽子をかぶって行動しないと熱射病になってしまう。パラグアイ人の生活はというと、早朝4時半から5時くらいに起き、ゆっくり1時間ほどテレレ(冷たいマテ茶)を飲み、6時半から11時くらいまで働き、昼食を日陰か家に帰ってとり、昼寝(シエスタ)をし、太陽が弱まった3時くらいから働き6時から7時くらいまでまた働く。そして夜はみんなご飯を食べてさっさと寝てしまう。素朴を極めたようなライフスタイルだ。 エンカルナシオン周辺の村をバスで行き、気が向いたところで降りてみてはまたブラブラと歩きまわる。陽が照っている中、土道を歩いていると、みんな日陰から手を振ってきたり、「暑いから気をつけなー。」っと声をかけてくれたりする。パラグアイはぼくが旅したどこの国よりも他人に挨拶をする国だ。全然しらない人でもみんな一生懸命目を合わせてきて挨拶をしようとする。人と人の繋がりがはっきりとした素晴らしい習慣だと思った。 道をたまたま歩く人に、「ここいらへんに学校はないですか?」と聞くと、「学校ならすぐそこだよ。ぼくの子供も行ってるんだ。何?子供たちに会いたいって?誰か知ってるって?もちろんさ。先生を紹介してあげるよ。ぼくの従姉がやってるからね」っという調子ですぐ近くの学校へ連れて行ってもらえて先生まで紹介してもらえた。極めてラッキーである。 小・中・高がまとまったエスピリト・サント公立学校 パラグアイの田舎はどこへ行っても土が赤い。1日の終わりには靴もズボンもすべて赤くなってしまう。 子供たちは親と一緒にバイクで登校してきたり、歩いてきたりして学校に通っている。 女の子はみな髪が黒くてとても長い。 最初はファッションかなと思ったが、聞いてみるとどうやらダンサ・パラグアジャ(パラグアイの伝統の踊り)をみんな習っているからと教えてくれた。パラグアイの踊りは女性が民族衣装を着て、髪を三つ編みに結んで、頭にビールの瓶を何本も重ねて落とさないようにクルクルと周る踊りである。 先生たち。 一つの教室にお邪魔させてもらった。ダビッド先生。グアラニー語の授業がはじまるところだった。 これがグアラニーの教科書。こんにちはは「バエシャパ デ カアル」という。スペイン語よりも音が多くて難しい。 グアラニー語の辞書。 ほかの教科書も見せてもらった。南米の公立の学校の教科書は、複数の科目を一つの教科書にまとめてしまっていることが多い。 小学4年生のクラス。 アレハンドロ先生の授業にもお邪魔させてもらった。お祈りをみんなでしてから授業を始めている。 生徒たちも全員で。 社会の授業。 女の子は女の子で固まって仲良く授業を受けている。 ぼくの隣に座っていたカルロス君。帽子がすごく似合う。 イヤリングでお洒落をしていた女の子。 みんなおしゃべりをするたびに先生に叱られていた。思えばぼくもよくキョロキョロまわりばかりみていて集中力がなく、先生に叱られていた。 この日は外が40℃近くまであがり、太陽がすごく強かったので体育の授業を教室の中で。校舎の中は天井の扇風機がついていてわりと涼しかった。 みんなで横に飛んだり前に飛んだり。先生の合図で方向を変えている。 女の子も同じメニュー。箒を縦に並べて、その上をジャンプしながら前に進む運動。 足腰を鍛える運動。空気椅子のようなやつ。 ちゃんとできなかった子は罰ゲームでダンス。周りがみんなで口笛を吹いたりしてひやかしていた。 先生が教員室へと行っている間に、今だ!といわんばかりに集合写真。 放課後、みんなが寄付を募る為にフルーツパンチをつくっていた。フルーツを切ってジュースと一緒にまぜるだけ。ぼくも一杯いただいてみる事に。 フルーツはパイナップルやオレンジ、リンゴ、など。 もう切るの疲れたー、とこぼしていた。 先生も手伝っていた。 放課後もすごい日差し。子供たちもみんな日陰でゆっくりしていた。 この子たちはBEN10というカードゲームを遊んでいた。なんだか楽しそうに遊んでいるのでぼくもみせてもらった。 Ben10 は北米のアニメで最近はパラグアイ・ブラジル・アルゼンチンで子供の間で流行っている。これどんなゲーム?と聞くと日本のアニメの YUGIO(遊戯王)と似てるよと教えてくれた。子供たちの遊びも自分達の子供たちの時代とはずいぶんと変わった。 カードごとに攻撃ポイント、防御ポイントがついていてそれを出して合って駆け引きをする。勝った方が一枚お気に入りのカードをもらえるようだ。ぼくも一緒に遊ばせてもらったがとても難しい。チンプンカンプンだったのでずっと教えてもらいながらなんとかついていった感じ。 学校が終ってのびのびとする小学生たち。 ムヒヒ 太陽がすごく強いので家に帰るときは傘を持っている子は日傘をさして帰る。 家にはお母さんとバイクで帰る子や自転車で兄弟で帰る子、歩いて何キロも歩く子もいる。このバイクはみんなの家が近くなのでまとめて一緒に帰るところ。なんと5人乗り。