Tuesday, October 20, 2009

カンポグランジの沖縄

ブラジリアからバスで17時間ほど南西へ向かいカンポグランジという町へ。ここは沖縄からの移住者が多く、沖縄ソバが食べられことで日本人旅行者の間では 有名だ。カンポグランジの中心から20分ほど北へ歩くと、駅の跡地のような建物が出てきて、入口には大きな麺とドンブリのオブジェがおかれている。最初は お店が一軒だけだと思ったが、どうやらここは日本食を出すレストランが集まるフードコートのようなところだ。 巨大な麺のオブジェ。日本の喫茶店やラーメン屋においてあるサンプルのよう。 駅がそのまま改装されて日本のお店やレストランになっている。 沖縄料理が早く食べたい。 どれにしようか迷っていると、Tシャツに島袋と書いてあるお店を発見。なんとなくここがいいと思い入ってみることに。 豚入り沖縄ソバを注文。カンポグランジでソバといえば全てが沖縄ソバのこと。牛や鶏入りもあるようだ。一杯12R(600円)とブラジルでは高級な一品だ。小、中、大とあり、これは中ドンブリ。 麺は少し柔らかくて違うと思ったが、スープはダシがきいてて美味しかった。 一人で食べてたら島袋さんの家族たちに呼ばれて、何故か仲良くしてくれて、夜は沖縄のダンスを市場の中央でやるからそれをみたあとご飯食べにいらっしゃいと誘ってくれた。みんな日本語はしゃべらなかったがどこか沖縄の人のあたたかさを感じた。 ソバ市場の逆側には鳥居がある。 夜になると沖縄ソバを食べに、この大きな市場に入りきらないほどのブラジル人が集まってきた。 お店も満員でどこの店も30分待ち。 島袋さんが席を用意してくれて、なんとご馳走になってしまった。沖縄ソバだけでなく焼ソバや天ぷらも。ブラジルでは日本料理の定番メニューだ。 ソバフェスティバルというお祭のTシャツ。今日は沖縄ダンスフェスティバルで明日はソバの大食い大会。 盆栽の鑑賞コーナーも。 市場自体はかなり大きな敷地だ。 通りには七夕の説明が書かれ、みんな願いを短冊に書いてつるしていた。 いよいよ沖縄ダンスフェスティバルのはじまり。かなり混むから早めにいっておいたほうがいいよと教えてもらっていたので30分前から場所どりを。気がついたらすごい人が集まっていた。 琉球舞踊   三板(さんば)と呼ばれる沖縄のカスタネットを打ちながら踊る。 ブラジル人が、「ぼくの知っている日本とはまた違う日本だ」と驚いていた。 みんな一生懸命写真を撮っている。 若い地元の少年たちによるエイサー。 「ハイサー」、「イーヤサーサー」と太鼓と踊りの合間にかけると、聞いた事のないそのかけ声にブラジル人たちは異様に興奮して「ケ、ベレーザー!」(美しい!)「ケ、レーガウ!」(素晴らしい!)と叫んでいた。沖縄のこの独特のリズムがブラジル人たちにはたまらないようだ。 バックには沖縄のBGMが流れ、それにあわせて太鼓と踊りを踊っている。 沖縄の友人たちをここに連れてきて、沖縄の文化がここブラジルでもしっかり受け継がれているということをいつかみせてあげたい。泡盛を探したけどさすがになかったです。

Friday, October 16, 2009

ブラジルのサッカー少年たち

ブラジルの旅の楽しみの一つは、町々でたくさんのサッカー少年たちに出会えること。どんなに小くて貧しい村へ行っても、必ずといっていいほどサッカー大好き少年達が空気の入っていないペコペコのボールを裸足で追いかけている。学校が終ってから(午後1時か夕方18時)ボールが見えなくなるまでずっと近所の子供たちと遊んでいる。 サッカーはボールとゴールと少し長方形の場所さえあればできてしまうので、子供たちは道の両辺に靴を二つゴールとみたてておいて遊んでいる。 ボールはボロボロで空気が抜けていてペコペコ。違うボールはないの?と聞くと、お金がないから買えないといっていたが、これだと裸足の足が痛くならないから丁度いいといっていた。 道で遊んでいても、大人達はそれを邪魔扱いしない。むしろそれがブラジルのあたり前の風景のように笑って見つめている。ブラジルでサッカーは大人も子供も大好きなナンバーワンスポーツだ。 小さな通りすがりの村にも小さなカンチャ(サッカーグラウンド)があり大人たちが平日の学校後や土日に少年達を集めてフチボール(サッカー)を熱心に教えている。これはサッカーに必要な体の動きを子供たちに覚えさせるレッスン。 子供たちの走り方や足の踏み方を教えている。 みんなサッカーがうまくなりたいから一生懸命。 小学生、中学生なのにもうサッカーの体が少しずつだができあがっている。 後ろの棒を再度ステップでかわして、ジャンプ。 その後バックステップで棒を回って、自転車のホイールの中をステップ。 横からパスが出されてそれをダイレクトとでシュートかトラップしてシュート。 インサイド(足の内側)で丁寧にシュート。 ジェリコアコアラのビーチでは毎日少年達が夜までサッカーをしていた。みんな大人顔負けのうまさ。 ぼくが写真を撮っていたら、みんなぼくをスカウトか何かだと思ったのか急に気合を入れていた。 その横でも毎日村の女性たちもサッカーをしていた。 子供たちにも負けないうまさ。 大きい子も小さい子もとにかくボールが触りたいから一生懸命追いかけている。 カメラを意識していた子が、ぼくの前で一生懸命目立とうと、色々な技を見せてくれた。ブラジルならではの足技だ。これはボールを後ろにひいて、後ろにパスを出すとみせかけて途中で足の甲でとめて前にもどしす技。あまりにうまいので見とれてしまった。 一人だけうまい子がいるのではなく、何人ものうまい子が競ってボールを追いかけているので、レベルの高いゲームがそこらで普通にみれる。それがブラジルサッカーの強さの理由だろう。 強くキックするとみせかけて、ボールを軽く浮かせて抜いてしまう技。よくサッカーボールを触っていないとできない技だ。 ブラジルを旅していると、この国のサッカーの強さの理由がよくわかる。

Wednesday, October 7, 2009

Brazilia

レンソイスの町からバスで18時間ほどかけてブラジルの首都、ブラジリアに到着。ここは安宿がほとんどなく、物価もなかなか高いので、ほとんどバックパッカーは見かけず。唯一のユースホステルには建築や政治を志す学生がたくさん泊まっていた。ここブラジリアは、建築家の巨匠Oscar Niemeyerの作品をたっぷりと鑑賞できるところ。(あのNYの国連ビルをデザインした人)ぼくは建築やデザインには疎いが、お姉はきっとこの町が気に入ると思う。いつか取材で訪れてみてね。 National Library of Brasil The Cultural Complex of the Republic The Supreme Federal Court 労働戦士の像 三権広場 ブラジリアへの首都移転を実現したJuscelino Kubischek大統領の記念公園。中にはミュージーアムと彼のお墓がある。 Looking down Brasilia from the TV tower. 大統領官邸 (the presidential residence) The National Congress Building. お椀を伏せた屋根は上院、反対は下院。 Palacio de Planalto, The official work place of the president. 午後には中を見学できる。うーん、スペイシー。 Catedral Metropolitana's huge stained glass Map of Brazilia. Shape of an airplane. コングレスビルの裏から 同じく裏から。夕陽がビルの間を登っているみたいにみえた。 夜のブラジリア。 Congress building at night. Cultural complex at night. Don Bosco Sanctuary. 外観は普通の教会だけど、中に入ってみるとビックリ。 Inside the church, covered with dazzling blue stained glass. ぼくはここに3日ほど滞在。海岸沿いの町からは遠いのでなかなかこれないけど、建築・デザイン好きの人にはオススメです。